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年に一度、義務的に健康診断を受けている方は多いでしょう。
しかし、結果を見て「異常なし」なら安心し、「要再検査」や「要経過観察」と書かれていても特に何もせず、そのまま放置してしまう「受けっぱなし」の状態になっていませんか?
健康診断の真の価値は、結果を知ることではなく、その結果を未来の健康づくりに活かすことにあります。
この記事では、健康診断の結果表を正しく読み解く方法から、特に注意すべき「異常値」を放置するリスク、そして今日から始められる具体的な改善のためのステップを徹底的に解説します。
健康診断を最高の自己投資に変え、病気のリスクを遠ざけましょう。
「異常なし」も要注意!結果表の正しい読み解き方
結果表の「A(異常なし)」や「B(軽度の異常)」の判定だけでなく、数値の変化を読み解くことが大切です。
- 基準値は「平均値」ではない:
結果表に記載されている基準値は、その数値を超えたらすぐに病気というわけではなく、統計的に見て多くの人が病気のリスクが低いとされる範囲です。
自分の過去の結果と比較し、数値が年々上昇傾向にないかをチェックすることが重要です。 - 経過観察(C)の危険性:
「C(経過観察)」や「D(要再検査・要精密検査)」は、病気が進行している可能性があるサインです。
特にC判定は「まだ大丈夫」と放置されがちですが、生活習慣病の初期段階である可能性が高いです。放置せずに、生活習慣の改善をすぐに始める必要があります。 - 複合的な異常値に注意:
たとえ一つ一つの異常値が軽度でも、「血糖値が高い」「中性脂肪が多い」「血圧が高い」など、生活習慣に関わる複数の項目に異常が出ている場合は、複合的なリスクが高まっている証拠です。
放置厳禁!特に注意すべき「三大異常値」のリスク
以下の三大異常値は、重大な生活習慣病につながるため、最も注意が必要です。
| 異常値 | 項目 | 放置するリスク | 改善のキーワード |
| 血糖値 | HbA1c、空腹時血糖 | 糖尿病、失明、腎不全、神経障害 | 糖質の摂取量と食べる順番 |
| 脂質 | LDL(悪玉コレステロール)、中性脂肪 | 動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞 | 飽和脂肪酸(肉の脂)を減らす |
| 血圧 | 収縮期/拡張期血圧 | 高血圧症、脳出血、心臓肥大 | 減塩とカリウム摂取 |
これらの異常値が出た場合、自己判断せず、医師や保健師に相談し、具体的な改善計画を立てることが重要です。
今日から始める異常値改善のための具体的ステップ
健康診断の結果を「最高の自己投資」に変えるための、具体的なアクションプランをご紹介します。
ステップ1:食生活の改善(特に夕食)
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野菜から食べる: 血糖値や脂質の急上昇を防ぐため、食事は野菜や海藻類から先に食べる習慣をつけましょう。
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減塩を徹底: 汁物や麺類の汁を残す、調味料を減塩タイプに変えるなど、高血圧対策のための減塩を意識しましょう。
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加工食品を減らす: 血糖値や脂質に影響を与えるトランス脂肪酸や添加物が多い加工食品を極力減らしましょう。
ステップ2:日常の運動習慣の導入
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ウォーキングを日課に:週に3回以上、1回30分程度の軽い有酸素運動(ウォーキングなど)を取り入れましょう。血圧や脂質、血糖値の改善に効果的です。
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座る時間を減らす: デスクワーク中でも、1時間に1回は立ち上がり、ストレッチをするなど、座りすぎを防ぐ工夫をしましょう。

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メンタルヘルスと睡眠の改善も異常値対策に不可欠
ストレスや睡眠不足も、血圧や血糖値のコントロールを乱す大きな要因です。
- 質の良い睡眠を確保:
睡眠時間が短いと、食欲を増進させるホルモンが増えたり、血圧が下がりにくくなったりします。
就寝前1時間前からはブルーライトを避け、7時間程度の質の良い睡眠を目指しましょう。 - ストレスの適切な管理:
強いストレスは交感神経を緊張させ、血圧や血糖値を上げます。
趣味の時間を持つ、深呼吸をする、軽い運動をするなど、自分に合った方法でストレスを定期的に解消しましょう。
まとめ
健康診断は、現在のあなたの体の状態を知らせてくれる警告灯です。
その警告を無視し、「受けっぱなし」でいると、将来的に治療が困難な重大な病気につながる可能性があります。
「要経過観察」や軽度の異常値が出た場合は、決して放置せず、今日から具体的な生活改善のステップを踏み出すことが、あなたの健康を守るための最も重要な行動です。
結果を前向きに捉え、積極的に健康づくりを始めましょう。


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