
(※画像はイメージです)
VIOゾーンのムダ毛処理は、衛生面の向上やファッションのために重要ですが、「クリニックやサロンに行くのは抵抗がある」「自宅で手軽に済ませたい」と考える方も多いでしょう。
セルフケアの選択肢の中で、一気にツルツルにできるとして人気があるのがブラジリアンワックスです。
この記事では、VIOのセルフケアとしてブラジリアンワックスを選ぶ際のメリット・デメリットを徹底解説し、特にデリケートなVIOゾーンで失敗せずに安全に施術を行うための具体的な方法と注意点をご紹介します。
VIOセルフケアの選択肢とブラジリアンワックスの特徴
VIOのセルフケアには、カミソリ、除毛クリーム、光美容器などがありますが、ブラジリアンワックスはこれらと異なる特徴を持ちます。
- ブラジリアンワックスとは: 天然素材をベースにしたワックスを肌に塗り、毛とワックスを密着させて一気に剥がすことで、毛根から毛を引き抜く方法です。
- カミソリとの違い: カミソリは毛を表面で切るだけなので、すぐにチクチクしますが、ワックスは毛根から抜くため、ツルツルとした状態が比較的長く持続します(個人差はありますが、約2週間〜1ヶ月程度)。
- メリット:
- 即効性: 施術直後にツルツルになる。
- 費用: 1回の施術費用が安価に抑えられる。
- 肌色を問わない: レーザーや光脱毛のように、肌の色が濃くても施術が可能。
- デメリット:
- 痛み: 毛根から引き抜くため、強い痛みが伴う。
- 肌への負担: 剥がす際に角質も剥がれるため、肌に負担がかかりやすい。
- 手間と難しさ: VIOは自分で施術することが難しく、失敗しやすい。
VIOのセルフワックスで起こりやすい失敗とリスク
デリケートなVIOゾーンのセルフワックスは、特に以下のリスクに注意が必要です。
- 肌トラブル(炎症・内出血): ワックスを剥がす角度や速度を間違えると、肌に強い負担がかかり、赤み、炎症、内出血(あざ)を起こすことがあります。
- 埋没毛(埋もれ毛): 毛を途中でちぎってしまったり、毛が成長する方向と異なる方向に抜いたりすると、毛が皮膚の下に埋もれてしまう埋没毛の原因になります。
- 感染症のリスク: 衛生管理が不十分なキットを使用したり、炎症を起こした肌を清潔に保てなかったりすると、毛嚢炎(ニキビのような炎症)や感染症を引き起こす可能性があります。
- 形が不自然になる: VIOは構造が複雑で、鏡を使っても見えにくい部分があります。セルフで処理すると、左右非対称になったり、ムラができたりして、不自然な仕上がりになりがちです。
セルフワックスの失敗を避けるための具体的な方法
セルフでの失敗リスクを最小限に抑えるために、以下のポイントを守りましょう。
- 適切な長さにする: 毛が短すぎるとワックスが絡まず、長すぎると剥がすときに激しく痛みます。施術前に5mm~1cm程度にハサミでカットしておきましょう。
- 手順とワックスの種類を選ぶ: 初心者には、温め不要ですぐに使えるストリップタイプ(シートタイプ)よりも、肌への負担が比較的少ないソフトワックスやハードワックス(温めて使用)が推奨されます。必ずパッチテストを行ってから使用してください。
- 正しい方向に剥がす: ワックスを塗るときは毛の流れに沿って、剥がすときは毛の流れに逆らって、一気に、皮膚と水平に剥がします。真上に剥がすと肌への負担と痛みが大きくなります。
- 清潔な環境で行う: 施術前には、肌を清潔にし、ワックスを塗る前にベビーパウダーなどで肌の水分や油分を取り除いておくことで、ワックスが毛にしっかり絡み、肌への負担を軽減できます。

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施術後のアフターケアの重要性
ワックス後のデリケートなVIOゾーンは、特に丁寧なケアが必要です。
- すぐに冷やす: 施術直後、肌は熱を持ち炎症状態にあります。冷たいタオルや保冷剤(タオルで包む)などで患部を冷やし、炎症を鎮めましょう。
- 保湿を徹底する: ワックスは角質も剥がすため、肌が乾燥しやすくなっています。アルコールフリーの低刺激性のローションや保湿クリームで、優しく丁寧に保湿しましょう。
- 埋没毛予防のスクラブケア: 埋没毛予防のため、施術から数日後、肌の赤みが引いてから、週に1〜2回程度、デリケートゾーン用の優しいスクラブで角質ケアを行うと効果的です。
まとめ
ブラジリアンワックスは即効性があり魅力的ですが、VIOのセルフケアは痛みや失敗のリスクが非常に高いのが現実です。
特に、Vラインの形を綺麗に整えたい、I・Oラインなどの見えにくい部分を完全に処理したい場合は、衛生管理が徹底されたプロのサロンやクリニックに任せるのが最も安全で確実です。
セルフで試す際は、必ずパッチテストと正しい手順を守り、トラブルが起きた場合は皮膚科を受診しましょう。


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